ランクル70ならではのこだわり


ランクル70ならではのこだわりということですが、クロカン4×4は、機能が豊富で構造が複雑で、各部が肉厚で頑丈にできているから、製造コストがかかって、本格的な構造の4×4は、高級乗用車並みの価格になってしまうのです。

ユーザーの心理としては、せっかく高い車両代を払うなら、見るからに高級な内外装を望むだろう。クロカン4×4の主流が、作業車からプレミアムな存在に移っていったのは、概ねそんな理由からだとおもう。

ランクル70は、世の4×4のプレミアム傾向とは全くと言っていいほど無縁な存在なのです。パワステ、エアコン、AM/FMラジオなど、現代の乗用車として最低限の装備は用意されているのですが、それ以上を望むことは許されていないのです。パワーウインドゥですら標準で備わるのはZXのみで、LXではオプション扱いなのです。

インパネは、一応、安全性を考慮してクラッシュパッドで覆われているのですが、エアバッグは最後まで、オプションですら装備されるこどはなかったですし、ダッシュボードの下は鉄板がむき出しのままなのです。

室内の顔ともいうべき部分にもかかわらず、デザインは、まるで商用トラックのように飾りっ気がありませんし、装備がシンプルですから、操作するスイッチ類も少ないですし、操作系はすべて運転席まわりにまとめられていて扱いやすいといえます。

エアコンは、当然シングルのマニュアル式で、風量だけはダイヤルですが、吹き出し口の選択や外気導入と室内循環の切り替え、温度調整まですべてスライドレバーと、手動操作が徹底されていて、世界のあ.らゆる地域で過酷な使われ方をするランクル70ならではのこだわりです。

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